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個室サウナはお手軽な非日常体験【体験記・評価】総じて良い。一部気になる点あり。ソロサウナTUNE

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サウナ。
数年前と比べるとかなり種類も増えたし、行く人も増えてきた印象。
サウナイキタイといったサウナ専門サイトがあったり、インフルエンサーがこぞって紹介しているのも要因の1つだろう。

サウナについては、嫌いな人はとことん嫌いだし、好きな人はどっぷりとハマる趣味の1つだと思う。
なぜ好き嫌いが分かれるかというと理由は明白。
サウナは苦しみに耐えるM的要素が必要だから。

例えば、サウナ室は当然暑くて呼吸も苦しい、さらには鬼のように冷たい水風呂にわざわざ浸かるという、もはや文字だけ見ると拷問の域だ。

ただ、そんな苦行の先にある”ととのい”の感覚はサウナ以外では味わえないと思う。
俺もそんな”ととのいジャンキー”の一人。

俺自身は公衆浴場のサウナに行ったり、キャンプサウナに行ったりと一般の人よりもサウナに行く機会は多い。
多い時は週に3、4回行っていたが、そうすると逆に体調が悪くなる感じがして、最近では月に3〜4回程度。

そんなサウナーな俺が、単純に娯楽として楽しむという意味で個室サウナに初めて行ったのでそのレビューをしていきたいと思う。
サウナが健康面に良いか悪いかは多くの議論があるから、本記事では触れない。

目次

結論:総じて良い(サウナに何を求めるかによって感想は異なる)

まず初めに俺の結論としては、個室サウナは、総合的にみると非常によかった。
体験の価値としての点数は80点くらいはあると感じた。

タイトルに書いてある通り、サウナに対して何を求めているかによってこの意見は異なってくる。
俺が個室サウナに行って感じたよかった点、気になった点を下記にまとめる。

ソロサウナtune(今回行ったサウナ)

俺が個室サウナに行ったのは2023年3月7日。
神楽坂にある、【ソロサウナtune】
かなり期間が空いてしまったが、体験談として記録。


下記に料金コースを紹介しておく。

シングルルーム(60分) 3,800円
シングルルーム(80分) 4,800円
シングルルーム(100分) 5,800円
グループルーム(80分)※最大3名利用 男女利用不可 11,400円
ソロサウナtune 神楽坂店 料金表より抜粋

今回俺は80分4,800円のコースにした。

よかった点(大衆浴場のサウナと比較)

大衆浴場と比較してみて、個室サウナのよかった点/メリットを紹介していきたいと思う。
大衆浴場で感じるストレスは主に下記。
下記の点が少しでも気になるようであれば個室サウナを利用してみる価値はあると考える。

・テレビの音がうるさい
・混雑状況によって待ち時間が発生する
・ととのい椅子が埋まっている
・複数人で入り喋るやつがいる(主に大学生)
・好きなタイミングでロウリュウできない(サウナストーンに水をかける行為)
・衛生面

個室:プライベートが完全に確保されるしロウリュウも自由

個室サウナはプライベートが完全に保護されている。  
当たり前だろっって思うかも知れないけど、この点は非常に重要。

個室は他人からの目線を気にする必要がないという観点で非常に良い。
一人だからどんな振る舞いをしても良いし、どんな動線で動いたとしても、誰の目も気にする必要がない。

そもそもサウナに行く根本の理由は、身体的にもメンタル的にもリラックスしたいからこれ以外にない。

わざわざサウナに行って疲れを増やしたい、メンタルを崩壊させたいなんていうドMを通り越した変態はこの世にいない。

けど、どうしても大衆浴場のサウナだと、行く日の状況によって左右されてしまう。
例えば、安い大衆浴場は休日は鬼のように混んでいるし、多くの人の目があるし、子供が走り回るしで、案外リラックスしようと思って行っても気疲れするなんてよくある話。

しかし個室サウナなら、80分間のコースの最中は、当然誰も入ってこないし、煩わしい人の声も動きも何もない。
だからこそ、一人で完結する個室サウナは、そういったストレスから解放されるという点で非常によかったと感じた。

あと、サウナストーンに水をかけてサウナ内の温度を上げる、ロウリュウも自分の好きにできるから、自分の最適な温度を保つことができるのも個室ならではのメリット。

非日常感=自分を見つめ直す時間

よく広告のキャッチコピーに掲げられることの多いこの言葉。非日常感。
けど、実際に個室サウナは非日常感をとても感じる。

そもそも日常感は何かというと、通常の日常生活で感じていること全般のことを指す。
で、大体の人が当てはまると思うが、俺らの日常は多くのマイナスが付き纏う
(仕事でくたびれる毎日、満員電車のだるさ、スマホやコンテンツを意味もなく消費する時間、対人関係のストレス、将来の不安)

こんな日常を過ごしてりゃ当然自分のことを振り返る時間や気持ちの余裕が無くなっていく。

しかし、個室サウナは、”サウナを通じてリラックスをする”という体験だけでなく、”自分を見つめ直す集中した時間を作る”っていう付加価値もついてくる。
モノは言いようだけど、それぐらい俺らはすげえ多忙な毎日を過ごしているんだ。

サウナだから、携帯で仕事やSNS、コンテンツを消費なんて出来ないし、暑すぎて集中できない。

多忙な現代において健康を害することなく、むしろリラックス出来て、かつ自分を見つめ直す時間を意識的に作れるのは、まさしく非日常体験だと思う。

余計なものがない。TVや漫画など

個室サウナは余計な選択肢が無い。
個室サウナ内にあるものは下記のみ。

①簡易的な鏡andみなりを整えるスペース。
②ベンチ(ととのい椅子)
③シャワー
④サウナ室

当然だが余計なものが何もない。
故にだからこそサウナと向き合うしかない。
この選択肢が無い状態っていうのはストレスや脳のリソースを減らす上でマジで重要。

というのも、大衆浴場に行くとサウナ以外の選択肢が多いことに気づく。
(風呂の種類自体が多かったり、食事処、休憩スペース、漫画・雑誌コーナー、その他コワーキングスペースが設置されている等)

選択肢が多い状況だと、あれもこれもやりたくなってしまうのが人間の性。
サウナのあとは食事をして、漫画を読んで、休憩して〜なんて考えていると、サウナ自体に集中できない。
対して個室サウナは選択肢がサウナ一択。

だから大衆浴場と比べると無駄な選択をしなくて済むから決断疲れもないし、サウナに100%集中できる。

清潔感は完璧

清潔感がない大衆浴場、サウナはマジで行く価値が無い。無価値。
身体を綺麗にする場所として浴場やサウナがあるのに、その場所が汚かったら気持ち的に萎える。

しかし結構な確率で汚い大衆浴場があるのも事実。

まず、大衆浴場のサウナ室については定期的な清掃はない。
良いサウナだと数時間に一回サウナマットの交換とかはあるけど。

けど、マットを変えるまでの数時間は当然、誰の汗が染み込んでいるかわからないマットに腰掛けることになる。
つまり、管理が行き届いていたとしても、その日の状況によって清潔感にも影響が出る。

もし自分が行った大衆浴場、サウナが混んでいて清潔感が欠けてたとする。

従業員:【人が多くて今日は清掃が追いつかなくて〜、でもいつもは綺麗なんです〜

と仮に言われても、一度不快に感じた浴場・サウナに行くことは100%無い。
こういったその日の状況による運の要素が大衆浴場にはどうしても絡んできてしまう。

対して個室サウナは、予約毎におそらく軽い部屋の清掃をしていて、俺が入った時にはサウナマットやバスタオルも未使用。
部屋全体も綺麗だったし、床が濡れてさえいなかった。

大衆浴場のサウナは来場する数を求める分仕方ないんだけど、この辺のきめ細やかなサービスは、個室サウナには敵わないと感じた。
値段相応のサービス精神を感じたのが本音。

アメニティが揃っている。荷物持参の手間が減る。

個室サウナは、持参が必要なものは何もない。

例えば、化粧水、シャンプー、リンスー、ボディーソープ、サウナハット、ミニタオル、バスタオルについては部屋に全て完備されている。
よって完全に手ぶらで行ける。

対して大衆浴場については、入浴料+αの細々した部分でお金がかかるケースが多い。

例えば、シャンプー、リンスー、化粧水などが備え付けられておらず、受付で別途購入が必要であったり、タオルは購入or貸し出し、あとはロッカーが100円で返金が無いタイプや、ドライヤーで数十円お金をとる施設も全然ある。

このように、入浴料は安いけど、トータルするとお金を使ってしまうケースが多いと思う。
サウナハットは貸し出ししていない所が多いから持参が必要。

しかし、個室サウナについては、全部込み込みでの料金だから、上限が決まっている。
ゆえに予約時以上に金がかかることも無いし、何も持っていく必要がない。

料金もそうだけど、今まで大衆浴場のサウナに行く為に、わざわざ家からタオルや化粧水等を準備して、荷物を増やしてサウナに行くのはマジで面倒な事だったんだなと感じた。

だって、そもそもサウナに行く理由は身体的にも精神的にもリラックスしたいから(2度目)
わざわざ必要な荷物を準備したい訳でも無いし、水を吸って重くなったタオルを持って帰りたい訳でもないんだ。

気になった点

ここからは、俺が個室サウナ(ソロサウナTUNE)で気になった点を記載していく。

料金はやはり高い

個室サウナはやはり全体的に料金が高い。
サウナを完全に独り占めできるand一人用のスペースとして部屋を確保するわけだから当然ではあるんだけど、大衆浴場と比較してもやはり高い。

サウナはフラッと気軽に行きたくなるもの。
わざわざ値段が高い方を選択するより、普段使いとしては大衆浴場の安いサウナを選択するのは仕方ないと思う。

けど料金が高いということはそれなりの満足できるサービスは受けられる。
ある程度の料金設定をすることで客層も選別できるし、仕方ないと言えば仕方ない。

予約の調整が面倒

個室サウナは基本的に時間制で予約が必要。
予約サイトを見て、自分の希望の予約時間が空いていれば行くことができる。

だから、気軽に今からサウナ行って整ってくるか〜なんていうのが若干難しい。
料金でも記載したけど、サウナは○日に絶対行く!って予定を決めて行くというより突発的に行きたくなって行くケースがほとんど(俺の場合)

だからわざわざ予約調整をしてまで個室サウナに行くのは面倒だし、だったら近所のサウナでいっかってなる。
高い料金もそうだけど、日常的に個室サウナを選択できないのはここも理由としては大きい。

Bluetoothで好きな音楽をかけられることはメリットにならない。

ソロサウナTUNEでは、個室毎にスピーカーが設置されていて、そのスピーカーと自分のiPhoneを繋ぐことで好きな音楽をかけることができる。
しかも音楽はサウナ内にも連携されているから、サウナ内でも自分の好きな音楽を楽しめる。

最初はめちゃくちゃ良いやん!って思ってたんだけど、微妙。音楽は不要。

というのも、サウナ内で自分の好きな音楽が流れていると、逆に音楽に気になってリラックスしてサウナに入れない。
アップテンポな曲なんかが流れ出してしまったら、むしろ不快。うるせえよと思ってしまう。

だから結局、個室に常備されているipadで”瞑想、ヒーリング”と検索すれば流れるような無機質で何の意味もない音を垂れ流すことに落ち着いた。
この点は個室サウナに行ったことで改めて気づけたことだった。

壁の薄さが気になる

今回行ったソロサウナTUNEに限った話かも知れないけど、壁の薄さが割と気になった。
割と個室に入っていても外の音が聞こえる。

多分掃除?か何かを従業員がしている音が聞こえてきたけど、結構ガッツリ俺の部屋に入っていても聞こえる。
ということは逆も然り、俺の部屋の音も外にほぼ丸聞こえということである。

プライバシーが確保されているとは言ったけど、音は別かも知れない。
サウナに一人で行って、そんなにでかい音を発したり大声を出したりする人は少ないと思うけど、音に対しては少し自分自身も気をつけないといけないなって感じた。

ストレスにまでは至らないけど、自分自身と他の客のためにも最低限音については気を配る必要がある。
ととのっている時にでかい声で気持ちい〜なんて叫ばなくてよかったと思う。

時間が短い。割とカツカツ。

個室サウナは予約時間が決まっているが故に、絶対にその時間内で全て終えて出る必要がある。
80分のコースで意外と余裕かなと思っていたんだけど、そんなことは無く、割と時間はカツカツ。

俺が過ごした個室サウナでの時間の使い方は主に下記。

・約10分 身体をシャワーで流す/温める
・約50分(サウナ1セット約15分(サウナ8分 水シャワー30秒 椅子休憩(ととのい)約3分程度))×3
・約15分 着替え/身なりを整える(ドライヤー、化粧水など)
合計 約80分程度

文字だけ見ると余裕じゃん?って思いそうだけど、案外80分はあっという間に過ぎる。
時間に余裕を持って80分予約したつもりが、結構カツカツだった。
気分的にも、あと何分程度しかサウナに入れないな、、なんて思いながら入ってたから、時間に追われるストレスが若干かかった。
これが60分とかだったらかなり短いと思う。
最低でも3セットサウナに入りたいなら80分コースはマストだと感じた。

身体を温めるのに時間がかかる

サウナに入る前に、なるべく身体を適度に温めておくことが重要だと改めて感じた。

というのも、今回個室サウナに入って軽くシャワーを浴びて1セットサウナに入ったが、ととのいが弱かった。
あまり整わない??なんかいつもと違う。

いつもと何が違うか、2セット入った時点で気づいた。
事前の身体の温めが不十分だったのだ。

というのも、普段の大衆浴場サウナは、基本的には風呂で軽く身体を暖めた後に入る。

事前にサウナに入る前に、身体の内部温度が高くなっていることで、サウナに入った時の体温上昇と発汗もより促されて、水風呂の冷却による体温減少変動も大きくなる。

普段は当たり前のように風呂に入って身体をある程度暖めてサウナに入っていたから気づかなかったけど、個室サウナではそれを痛感した。
個室サウナはシャワーしかついてないし、身体を温めるのにも割と時間がかかる。
最後の3セット目では身体をしっかりと暖めてサウナに入ることで、いつも通りの”ととのい”の感覚を味わえた。

今後は個室サウナに行く際は焦らずにシャワーでしっかりと身体を暖めてから入りたいと思う。

まとめ:都内の個室サウナはまだまだ開拓の余地あり

今回行った個室サウナ(ソロサウナTUNE)に行ったことで感じた、個室サウナのメリットについて紹介した。
都内には結構個室サウナが多いから、今後も都内に住んでいる限りは個室サウナに行った際のレビューをしていきたいと思う。

総じて良い体験ではあったが、毎日は当然いけないし、たまに行くぐらいならアリかなって程度。
今後個室サウナに行ってみたい人や、非日常体験が好きなもの好きな人にとっての参考になればと思う。

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