・コミケってよく話題になってるけど何なの?
・興味があるから行ってみたいけど、行き方や楽しみ方がわからない、、
はい。みんなお疲れ。
Amiです。
こんなお悩みをお持ちで夜も眠れない朝も起きれない皆さんの為に記事を執筆しました。
コミケってそもそも何?
コミケの楽しみ方は?
筆者が初めてコミケに行ってみた感想/経緯について
上記について気になる方はぜひ本記事をご覧あれ。
はじめに:コミケ/同人誌について
今時コミケを知らない人なんていないと思うが、コミックマーケット(通称:コミケ)について簡単に紹介する。
一言で言うと、”オタクのための祭典”
”同人誌即売会”としてコミケは毎年夏、冬に開催されている。
同人誌販売/購入のためのイベントである。
会場で何をするかというと、客はその場でしか手に入れられない同人誌を購入することができる
一方で出展者側としては、個人/サークルの名前を売る為であったり、ファンとの交流の場所として参加する人が多い。
また、コミケについては企業ブースよりも個人/サークル出展者の方が桁違いに多い。
他のアニメ系イベントとの大きな違いはこのくらい。
コスプレが注目されがちだけど、同人誌即売会がメイン。
同人誌とは
じゃあそもそも同人誌って何だよって思う人は一定数いると思うから解説。
同人誌は同じ趣味や志を持った人(人たち)が編集/制作/発刊を行う雑誌などの総称。
つまり簡単に言うと↓
俺ら好きなもの同じだし、個人で色々自由に表現して本を出してみようぜ!
このような人たちが創る本だと思ってもらえればOK。
また、同人誌は、漫画と違って企業を介して出版をしないため、基本的に全ての費用(出版/製本/制作など)は個人の負担になる。
ただ、全てが個人の負担だからこそ、企業の制限や指示を受けることもないため、かなり幅広い表現の自由があるのがメリット。
その点を踏まえて同人誌は、2種類に大別できる。
・1次創作(オリジナルの小説、漫画、制作物)
・2次創作(既存の小説、漫画、制作物のパロディ)
コミケでは、1次創作、2次創作どちらも数多く出展されている。
2次創作については、既存の漫画、小説、キャラクターなどの”Ifストーリー(実際の漫画、小説ではあり得ない物語)”として描かれることが多いが、著作権的にはグレーらしい。
2次創作は、1次創作物のファンの活動っていうことで黙認されているのが現状。
コミケにいった理由:日本の漫画/アニメ文化は、世界に誇れる、、のか?
コミケに行くことにした理由について簡単に紹介。
行くことにした理由は、コミケ=日本最大のアニメ/漫画イベントというのは知ってたし、これを実際に生で体験してみたかったから。
でもこれまで、俺がコミケに抱いていたイメージといえば、”オタク”、”アニメ”、”露出度の高い過激なコスプレ”、”臭い”、”始発でオタクたちが総勢でダッシュするイベント”といったイメージしかなかった。
え、コミケ???ただのオタクのイベントっしょ、絶対行くことねえわww
コミケに対してはマイナスなイメージでしかなかったんだ。だけど、最近になって考えを改めた。
なぜ考えを改めたかと言うと、日本のアニメ/漫画といった文化、創作物はアートの1つとして世界的に評価が高まっている現状に気付いたから。
具体的には、ファッションブランド、海外アーティストがPVやファッションとしてアニメキャラクターを用いているなど。
例を挙げると下記。
世界的にも有名なハイブランド LOEWE(ロエベ)とジブリのコラボや
海外のラッパー(Lil Uzi Vert)がファッションとしてアニメTシャツを取り入れていたり、
直近だとデニムの王道 リーバイスとジブリのコラボなんかも果たしている。↓(俺の記事宣伝)
で、何を隠そう俺自身もアニメや漫画は好きだし、ファッション/アートの分野への関心もある。
アニメ/漫画の発信地である日本に住んでいて、かつ、その日本の中でも最大級と言われているコミケに実際に参加してみることで得られる知見や考えや気づきがあるのではないかと思って行くことにした。
要はネタ作りの一環として、試しに行ってみよう〜!ってだけ。
2秒で済むような内容をそれっぽく語るのがブロガーだ。(違う)
俺の感想
ここからは俺が実際にコミケに行ってみて感じた感想を紹介する。
俺は2023年8月12日(土)、13日(日)コミックマーケットC102に一般来場客として参加。
本当は2日間行きたかったんだけど、寝坊してしまって13日(日)しか行けなかった。
もし次回行くことがあれば2日間行ってみたい。
臭いは本当。かなりキツい。
まず、コミケでよく言われている、”臭い”の問題。
コミケに行く前からコミケ=臭いっていうのは認識していたが、実際に行ってみた感想。
臭い。マジで臭い。本当にキツい。
多分リアルに吐き気を催すレベルの人もいると思う。
例えると、風呂に入ってない路上を歩く方々の臭いがしたり、生乾きの服をそのまま1週間以上放っておいたみたいな匂いだ。
いやいや、それは盛りすぎだろ、たまーに臭い人にすれ違うぐらいだろって言いたい気持ちはわかる。
けど、違う。
コミケは会場全体がほんのり微かに臭くて、たまに強烈な臭いを発する空間がある。
特定の個人が臭い場合はその人から離れれば済むんだけど、コミケには臭い人が何人も集まっているから、もうどの人が臭いかも特定できず、一部の空間を臭いが支配してしまっているんだ。
多分女性や子供はかなりキツいと思う。
泣き出す人もいるんじゃないかっていうぐらい初心者の俺にとっては強烈だった。
コミケに行く前に冗談でTweetしたつもりだったが、ガチでガスマスクが欲しかった。
軽い気持ちでコミケに初めて行ってみる。全ては経験。リアルにガスマスクとか必要な感じなの?戦場とか言われてるけど、ノー装備で突入。皆んなどんな楽しみ方してるんだろう。#コミケ102
— Ami ヘンテコなみんな。 (@hentekona_minna) August 13, 2023
ブースが多すぎ/広すぎ(パンフレットはあった方がいいかも)
今年のコミケは、2日間全体で約2万サークルが参加/出展した。(らしい)
とにかくブースが多い。とにかく広い。
数時間では回りきれない。
東京ビッグサイト全体を貸し切って出展しているから、もうブースが多すぎて周りきれない。
コミケはそもそも、10:00~16:00までの開催なんだけど、俺は13時ぐらいに会場に到着した。
3時間しか周る時間がなかったていうのも大きいんだけど、もうとにかく時間が足りない。
多分俺は全部の展示場を見れなかったし、いつの間にか終了時間になっていた。
下記にコミケの地図を抜粋して添付する。
細かく分かれている四角の箇所にブースがある。
しかもこれはコミケの地図の1部を抜粋しているから、この2倍近いブースがある。
コミケ全体を見て回りたいなら、2日間、しかも午前中から入場する必要があるなと感じた。
しかもどこにどのブースがあるかも分からないから、事前のパンフレット購入はアリなのかなと思った。
パンフレットという、”コミケ全体を見渡せる地図”がないと、オタクたちの荒波に揉まれて遭難してしまうのだと学んだ次第。
アニメや漫画を知らないと飽きる
アニメ/漫画/ソシャゲなどの事前知識は必要。
じゃないと多分飽きる。
俺はこれに関しては、ほぼ知識がない。
企業ブース、二次創作の同人誌は基本ソシャゲなどの萌えキャラクターがメインとして押し出されているのが多い。
事前に知識や興味がないとそもそも楽しめないなと感じた次第。
俺がかろうじて分かったブースは、”鬼滅の刃”と、”五等分の花嫁”ぐらい。
他に、下記のようなブースがあったけど、全然分からない。
多分人気。相当人気。
二次元キャラも可愛いけど俺は特段プレイしてみようと思えなかった。
全く興味が持てないけど、こういうジャンルのゲームやアニメ、漫画が人気なんだなっていう知見を得たからOKとする。
男性ユーザーを確保するためにはやっぱり可愛い二次元キャラは必須なんだな。(今更感)
R18多い カップルで来たら目線に困る。
コミケは2次創作の同人誌が多く売られているんだけど、かなりエ○ロ系作品の割合が高い。
もちろんそれ以外のブースも多いんだけど、かなりR18の作品が多く感じた。
あまりブログで過激な表現はできないが、とにかくすごい光景だった。
男性の欲をとにかく具現化したようなブースが多い。
カップルで気軽に行くと目線のやり場に困ると思う。
俺は一人で行ったから問題はなかった。
同人誌より気軽に持って帰れる小物が欲しい。シールとか。
俺は同人誌よりも持ち帰りやすい小物系(シールとか)があればいいなと感じた。
絵柄が好みのアーティストや気になるイラストや同人誌も無いことは無かったが、如何せん同人誌はめちゃくちゃかさばるんだ。
持って帰っても邪魔。
しかもセクシー系の同人誌となると持ち運びに人の目を気にするし、初心者の購入ハードルが高いなと感じた。
その点で、簡単に持ち帰れるようなシールとかがあればいいなと感じた。
俺が好きなイラストレーター”かふん先生”のイベント展示会に行ったときのシールが良い例↓
このぐらいのサイズのグッズなら邪魔にもならないし。
全てが受け入れられる空気感
コミケは、”好きなものを好きに表現する”って言う風習?が根付いているせいか、会場に来ている人はかなり楽しそうだなと感じた。
1年の中でコミケの期間だけが、唯一”バカになることが許される日”
誰かに怒られることもないし、誰かの目を気にする必要がない。
どこかのまとめサイトか何かで、コミケに参加していた人が言っていたセリフ。
このセリフは確かにそうだなと会場に実際に行ってみて俺自身も感じた。
普段だと自分の推しを全面に出すのが恥ずかしくても、コミケの期間だけは何をしても受け入れてくれる会場全体の空気感みたいなのは感じた。
コスプレのカメコ列は意外と残酷
レイヤー(コスプレをしている人)は、基本レイヤー専用の会場に集まっている。
で、レイヤーを撮るカメラマン(通称:カメコ)が写真を撮るために列に並び順番待ちをする。
人気のレイヤーは数十人単位でカメコの列が発生していて、レイヤーの外見レベルも相当高い。
ただ一方で、列がほとんどないレイヤーもいるのも現実。
外見やコスプレのクオリティに応じて、列による人気度が一目で測れてしまうから、外見至上主義といったらそこまでだけど、なんとなく残酷な現実を見た気がする。
ただ、レイヤー本人が楽しければそれで良いとは思う。
キャラになりきる=ファンの骨頂
カメコの列については残酷だなと感じたが、レイヤーとして参加している人達の表情はとても生き生きしていた。
正直、コミケに行く前は、レイヤー=過激な露出が好きな人というぐらいの印象しかなかった。
ただ、実際に行ってみて感じたのはその作品に対するリスペクトがあるからこそ、クオリティの高いコスプレをしているんだと感じた。
実際にレイヤーの中には、本当にアニメから出てきたんかっていうぐらいのレベルの人が多くいた。
もちろんレイヤー以外の活動や仕事の宣伝のために参加する人もいるとは思うが、個人的にはコスプレに対する見方が変わった。
個人的にルパンの次元のコスプレをしていた人がすっげえカッコよかった。
あれは次元そのものだった。
人の波が絶えない。はぐれたら最後。
コミケは上記動画の通り、人の波が絶えない。
ちなみにこれはブース外の光景。
一度ブースエリアに入ったら出るのも一苦労↓
空いている時に撮った展示ブースの光景は下記。
もし誰かと来ててはぐれた場合は再合流が非常に困難。
子供やカップルで行く際は注意。
電車帰宅が鬼きつい
帰宅時の駅までの光景だが、見てわかる通り大行列。
進むのにも時間を要するし、電車内も超満員なはず。
電車内の臭いもきっとテロと勘違いするレベル。
幸い俺は電車を使わず帰れたからこの行列に並ばずに帰れたのは不幸中の幸い。
まとめ バカにはできない”カルチャー”がそこにはあった。
以上。
俺がコミケに行ってみて感じた感想を紹介。
個人的には臭い以外はいい経験になった。
コミケは100回以上も開催されているイベントだし、日本のアニメ/漫画というカルチャーが陽の目を浴びれるようになったのはまさにコミケの功績と言えるだろう。
コミケには確かに日本のオタクたちの熱いエネルギーと、世界に誇れるカルチャーがあった。
ぜひ、少しでも気になるようであれば、次回コミケは、2023年12月30〜31日に開催予定だから、実際に行ってみて会場のエネルギーを感じてみてほしい。
ただ臭いはキツい。そこは忘れずに対策をしてほしい。
下記、開催概要。
おまけ:自分の好きを全面に出すことは勇気がいるし尊敬できる
ここからはおまけ。
コミケは、いい意味で自分の好き、いわゆる癖を全面に出している人が多いなと感じた。
自分の癖が受け入れられるかは別にして、外部に表現することは凄いことだなと感じた。
どんな形であれ、作品を作るのには時間も労力も必要。
俺のブログだってそれは同じ。
1記事作るのにも、時間も労力もやる気も使う。
記事をUpする際には不安も心配もある。見てもらえるかな?とか、少しは楽しんでもらえるかな?といった不安。
自分の考えや癖を外部に形として表現している人は、バカにできないなと感じた次第。
コミケを通じて自分の視点が変わったのは良い経験になった。
以上。日曜昼下がりのスタバにて。
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