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【映画レビュー】ゴジラ−1.0 万人受けしやすいストーリー:マジでオススメ

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ゴジラ。
人間にとっての恐怖の存在とも言える大怪獣。

1954年が1作目の公開らしくて、すげえ長い間愛されてきた作品なんだなと改めて実感。

元々は、当時社会問題となっていたビキニ環礁の核実験から着想を得て産まれた作品らしい。(全てWiki調べ)

そんな中、長きにわたって愛されてきたゴジラ作品の最新作、山崎貴監督手がける、ゴジラ−1.0を見てきたので感想をつらつらと書いていく。

Ami

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結論:万人受けする作品

まず、映画としてはとても万人受けしやすい作品だなと感じた。
怪獣映画だから、どうしても男性が見る感じの雰囲気があると思うけど、全然そんなことはない。

普通に女性でもかなり楽しめる作品だ。
実際に俺も女性と一緒に観たけど、観終わった後はかなり面白かったと言っていた。

実際に俺が観た後の感想を、世界観、演出、ゴジラの恐怖感、観やすい点、気になった点として紹介していく。

以下項目よりネタバレを含みます。

目次

時代背景としては、第二次世界大戦末期の日本が舞台。
まさにタイトルの通り、日本が戦争に負けてマイナスの状態。

かつ、主人公である神木隆之介演じる、敷島浩一もマイナスの状態から物語がスタートする。
主人公は飛行機に乗って特攻を命じられた兵隊。

敷島がマイナスからスタートするのは下記理由から。

特攻からの逃げ
→特攻隊員ながらも、飛行機が故障したと嘘をつき大戸島の基地に着陸。

ゴジラから襲撃を受ける
→大戸島に着陸した晩、基地はゴジラの襲撃を受ける。基地の責任者である橘という整備士から、乗っていた飛行機での攻撃を命令されるも、恐怖のあまり攻撃できず。敷島と橘は無事に生き延びたが、基地のほとんどの人間が全滅。
攻撃しなかったことを橘から責められる。

家崩壊/父親・母親の死と非国民扱い
→故郷に戻った際には家が崩壊、父親、母親も戦争で死亡。
特攻から逃げたことによる非国民扱いをされる。

敷島、あまりにも不憫すぎるだろ!!!!

けど、ゴジラ以外はマジで実際にこんなことが日本でもあったんだと思うと胸にくるものがある。

で、なんとかそんな状態からでも日本は少しずつ復興していって、敷島も仕事をしながら、奥さん的な立ち位置の人と、子供的立ち位置の人と生活を順風満帆に送ることになる。

ただ、「はーい、復興しました〜家族もできてよかったねチャンチャン」こんなホワホワストーリーでは終わらない。
ある意味、日本も主人公も0の状態になったにも関わらず、またマイナスが降りかかる。

それがゴジラ

大戸島にいた頃は恐竜サイズだったけど、日本に上陸した際にはビルを簡単に超えてくるデカさ。
その巨体が銀座をとにかくぶっ壊しまくる。
歩くだけで人は潰れるし、ビルはぶっ壊れるし、熱線で街を焼き尽くすし、まさにゴジラ至れり尽くせり。

ゴジラ登場によって、再度マイナスに叩き落とす要因は下記。
復興した日本を破壊
→綺麗な街並みとなって復興した街がほとんど破壊されていく。

敷島、奥さんポジションとの別れ
→奥さん的ポジションがちょうど銀座で働いていて、ゴジラの襲撃によって主人公との別れとなってしまう。しかも奥さんは最後に、敷島を庇う形で吹っ飛ばされてしまう。しかも敷島は奥さんとは正式には家族ではなく、好意も伝えていない。その後悔もあって主人公メンブレ。

主人公も日本も、戦争、ゴジラによってマイナスになっているのがタイトル回収をしていて良いなと思った。

演出:ゴジラが熱線で街を破壊してからの流れが完璧

ここは個人的に一番震え上がったシーン。
個人的には一番好きなシーンだった。

銀座を蹂躙して破壊しまくったゴジラは、最終的に熱線を吐いて街を焼き尽くすんだけど、そのシーンが圧巻。
熱線を吐いた後には、原爆が落ちた時のような爆発のエフェクト。
更には敷島を庇って奥さんポジションが爆風で吹っ飛ばされてしまう。

爆風が治まった後に、奥さんが消えていなくなってしまったことに気づいた敷島はさらに絶望。
声にならない悲痛の叫びと共に、黒い雨が降り落ちてくる

マジで、、、このシーンは鳥肌がたった、、、、。
なんなら少し泣いた。

完全にゴジラを通じて描いた、原爆が落とされた日本そのものだと感じた。
観る人が見たら少しショッキングな映像にも映るだろうなと思った。

まさに、戦争の化身としてのゴジラ
街を蹂躙している時は、

うわあ、、、こんなのどうやって倒すんだよ、、、絶対無理じゃん、、、、

っていう絶望がスクリーンからは漂っていた。

何より、日本は戦争で負けたっていう歴史上の事実があるからこそ響くものがあった。
ゴジラという圧倒的破壊神の前に、何も成すすべなく蹂躙される日本とその国民の姿が、スクリーンには映し出されていた。

ここからは、ゴジラ自体の魅力について感じたことを紹介。

ゴジラは、物語を通じて恐怖の象徴みたいな表現がされているんだけど、登場シーンによって少し恐怖のニュアンスが違うなと感じた。
主には下記の通り。

登場したてのゴジラは、大戸島で基地の人間を襲うんだけど、その時の怖さは恐竜に近い。
大きさも15mほどだし、恐竜のような動きをしているせいで、大きい動物(ライオン、熊)といった獣としての怖さを感じた。
ジュラシックパークの恐竜に追われる時のシーンに近いと思う。

とにかくでかくて動きの早い生物としての怖さを登場シーンでは感じた。
俺も敷島と同じ立場だったら絶対に戦闘機で攻撃なんてせずに息を潜めて逃げる道を選択したい。

次に登場するシーンは海でのシーンなんだけど、この時は敷島が仕事で一緒になった仲間と船でゴジラを討伐することを命令を受けたシーン。

この時のゴジラは登場シーンよりもかなりでかくなっている。多分30mぐらい?

そのゴジラが突然現れて、敷島たちが乗っている船をとにかく追い回す。
海での戦闘と、追われる恐怖感が少しホラーっぽさも感じた。

よくわからん化け物がとにかく追ってくる感じが日本のホラー感を感じる。
サメ映画みたいな怖さにも近いかも。

最後の銀座のシーンのゴジラは、とにかくでかい。
ビルをはるかに超えるデカさ。

この時のゴジラは、初登場シーンと違って、生物感がない。
ある意味、神々しいというか、生物味がない。

とにかく破壊をしまくる神みたいな存在に見えた。
かつ、熱線で銀座を破壊するシーンでは戦争そのものに俺は見えたほどだ。

もう、、辞めてくれよ、、、、、、っていうとにかくお祈りするぐらいしかできない圧倒的な存在感だった。
恐怖を超えた恐怖みたいなのを見せつけられた感じがした。

今回のゴジラはストーリーに良い意味で癖が少なく、とても観やすい。
というのも、前回俺が観た庵野監督の手がけたシン・ゴジラはかなりマニアックな映画と言っていい。

特撮が好きな人に向けて制作されているのを感じる。
しかし、今回のゴジラについては、主人公の気持ちにかなり入り込みやすい形となっている。

ストーリーを通じてマイナスの状態の主人公がいかにプラスになっていくかを描いているから、主人公の気持ちが理解しやすいように表現されている。

特撮映画というよりはストーリーと心情が理解しやすい仕様だなと感じた。

これは後日調べたんだけど、ゴジラ-1.0では、かなりマニアックな戦艦や戦闘機が登場しているらしい。
俺は詳しくないけど、知りたい人はぜひ映画を観てみてくれ。

ここからは個人的に俺が映画を観てて気になった点を紹介。
特に悪かった訳ではないし、不満という訳でもないけど、全部良かったかというと俺なりに疑問が残るから忖度なしで紹介。

主人公とその奥さん的ポジションと、あとは実は子供も登場している。
赤ちゃんくらいの小さな子供から、2歳くらいになるまで時を過ごしている設定なはずなんだけど、子供の存在が少し薄いなと感じた。

敷島が奥さん的ポジションの人に愛を感じているのはスクリーン越しでもわかるんだけど、子供に対してそんなに思いやりがあるのか、、?と疑問に思ってしまうぐらい絡みが少ない。

まあ特にメインキャラでもないだろうから特にそこまで気にする必要もないとは思う。

綺麗に終わる感じ

これは、ゴジラという脅威を相手にしたにも関わらず、比較的登場する人物はほとんど無事で済む。
まあこれも不満でも無いんだけど、ちょっと気になったかなぐらい。

以上。
ゴジラ-1.0の映画を観た感想でした。

個人的にはマジでいい映画だったなーと感じた。
多分もう一度映画館で観るかも知れない。

一人で観るのにも、デートで観るのにもオススメの作品だから是非映画館に足を運んでみてほしい。

以上、ではまた別記事で。

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