初めに:料理を辞めるメリットを一言で言うと
ある日から料理を全くしなくなった。手間がかかる、時間がかかる料理をすることよりも、”しないことで受けられる恩恵”の方が大きいと気づいたからだ
結論として料理を辞めるメリットは以下になる
・健康になれる(意識するようになる)
・無駄な労力や時間を使わなくて済む
・節約になる
どうだろう、毎日の習慣となっている料理を辞めることでかなりのメリットがあると思う
料理をやめて、どうやって飯を食べてるかという話になるが、外食ばかりだと当然お金がめちゃめちゃかかる
だから俺は簡易的に、手早く済ますような調理にしている
例えば鍋、レンジでチンするだけとかを週5日間ほぼ同じものを食べる
味付けは塩と胡椒、オリーブオイルを中心にたまにコンソメ味とかを加えるだけ
朝食は食べない、昼は少量の食事、夜に上記の餌を食べるのみである。基本的に1食とちょっとで済むような食生活にしている
意識的に簡易的にできる食事をして、必要な栄養素を学んでからは、健康診断の数値も数年前と比べて段違いに良くなった。体重も落ちたが問題なく生きているし、むしろ毎日同じ食事を摂りはじめてから精神的にも身体的にも活発になれている
毎日の食事を質素に、簡易にする代わりに人と食べる食事は好きな物をひたすらに食べる
その方がとても幸せだし、食事もさらに美味く感じると俺は思った
もちろん極端な話だし、家庭、パートナーがいる人達にとっては当てはまらない場合もあるだろうと思う
一人暮らし歴10年を超えた俺なりの1意見として捉えてくれればと思う
俺が感じた、料理をやめる事で得られるメリットを中心として紹介していく
その中で少しでも参考になる部分を取り入れてもらって、皆の生活に少しでもプラスの変化があればと思う
では、紹介していく
健康を実感、意識を向けられるようになった
食事は健康のベースだ。これは間違いない。
幸い俺自身は、理系の生物系大学出身、医療関係の仕事に就いていることもあり、健康、医療の知識については人並みには勉強してきたつもりではある
そこで得た知識からも言えるが、毎日の食事は絶対に疎かにしてはならない
食事を疎かにしてしまうと、糖尿病、肥満、高血圧などの病気を引き起こすリスクが高まる
その状態が長期にわたって続くと、健康上の様々な問題が生まれてきてしまう
【病気になったら治療すれば良い】ではなく、【病気になる前の段階から毎日の習慣で健康を整えて生きる】必要がある
これは浴室のカビ理論と同じ話だと思っている。
(浴室にカビができてから掃除するのは超大変だし再発生するから長期で面倒を抱えることになるけど、毎日ちょっと掃除しておけば後々楽だよねって話。)
現代の日本では、毎日する食事に関して勉強する機会自体が無い為、知識が無いまま日々の食生活を続けてしまうせいで病気のリスクはどんどん上昇する
無知は、残酷だ。知識があるか、ないか。その知識を活かせるか、活かせないかで健康、人生に大きな影響を及ぼしてしまう
俺自身、食事を疎かにしたせいでとても嫌な思いをしていた
20代までは太らなかったけど、30代を目前に体重がどんどん増えていった
なんて話は日本を超えて世界中で毎年4000億回くらい聞く話だろう
実際に俺もそうだった。そんな自分が嫌だった
そんな自分を変えたくて、自分の生活を振り返り、食事に対して疑問に思った事がきっかけとなり、食生活の改善、料理をやめるという考えに至った
俺が思った疑問は、
・毎日、3食食べる必要あるのか
・毎日、違う食べ物を食べる必要があるのか
・米が主食な理由は?
・毎日する料理にかかる時間、コストは?
上記の疑問から
実際に俺が料理をやめて、健康を実感、学べたことについて紹介していきたいと思う
痩せる・肌が綺麗になる
まず食事に気を遣っているんだから当然痩せる
体重がマックスの時と比べても9kg体重が減った
現代人は基本食べ過ぎ、朝食もたっぷり食べてまだ消化も出来ていないのに昼飯をぶち込む。さらには間食でお菓子。夜もたっぷり食べて眠りにつく。
胃腸などの消化器官を少し休ませてあげてほしい。ブラック企業の方がまだ社員を休ませてくれると思う。
まずそんなに食わなきゃ太ることは基本ない
そんでもって、食事量を減らして、脂っこい、砂糖が多い食事を避けることで肌が圧倒的に綺麗になる
俺自身、ニキビや吹き出物もかなり消えた
料理を辞め、健康的な食事を意識して自分の見た目を改善できたことで、自己肯定感も上げることができた
栄養について学べる
料理をやめたことで、栄養について学んでみようと思えた
良い食事とは?悪い食事とは?摂るべき栄養は?避けるべき食事や食べ物は?など、気になる事を自分なりに調べていった
小難しい文献とかそんなのは読まなくていい
本屋に行って食事・栄養関連の本を買って読み、実際の生活・食事で実践する事で大きく変わった
数千円出せばかなりの知識を得ることができる
今後の人生においてその数千円で大きな学びを得られる事はめちゃくちゃなメリットだと思う
実際に本を読んで、自分の体を実験として試してみることでわかることもたくさんある
食事に関しての本なんて、本屋に行けば大量にあるから、自分で気になったやつを読んでみる事から始めてみる事をおすすめする
また改めて、食事についての本も紹介したいと思う
情緒が安定する
健康に気を配るようになると、身体の健康だけでなく、心の安定についても健康に大きく関与していることが実感できる
心が安定していない時は身体への安定にも悪影響がでる事が多い
例えば、ストレスが溜まっている仕事をしている時に暴飲暴食してしまうなど
みんな経験があると思うが、そんな事をやった次の日には、食べすぎ、呑みすぎによる体調不良、質の高い睡眠が取れない事による寝不足&寝過ぎ、それによって生活リズムが崩れるなんてことは1度や2度どころでは無いほど経験がある人が多いだろう
俺自身も、仕事のノルマに追われて精神的に参っていた時は、週末にそのストレスを発散する為に都内某所に出回り、大量の酒と、大量の身体に良くない飯を食い、更に朝までオールをして睡眠時間を削るという、週末大サービス不健康プランを毎週のように行っていた
結果として、週末で狂った生活サイクルを戻す為に平日が辛くなり、そのストレスをまた週末に発散させる為に同じことを繰り返すという、心と身体ぶっ壊しコースを歩んでいた
今はそんなストレスを溜めないように仕事に取り組んでいるが、心の安定を図らないと、どんどんと生活サイクルが狂っていくのは間違いない
心の安定の為にも、良質な食事、良質な睡眠、適度な運動は必須である
睡眠と運動についてもまた改めて記事を更新していきたいと思う
以上、料理を辞める事によって、健康に関して俺が感じたメリットをまとめる
痩せる・肌が綺麗になる
栄養について学べる
情緒が安定する
次に、時間という観点で料理を辞める事で得られるメリットを紹介していく
無駄な労力や時間を使わなくて済む
マジで料理って、めちゃくちゃ時間かかる
何を作るかの選択、買い物、準備、調理、片付け……etc
少なく見積もっても1時間以上かかるのは間違いないだろう
時間は貴重な人生の財産だ
1日24時間のうち、本当に自分が料理をしたいのかどうか、胸に手を当てて考えてみて欲しい
趣味としての料理を否定するつもりはもちろんない(むしろ料理をする事自体は俺も大好き)
漫然と毎日毎日料理している事が本当に自分にとって必要なのか?という疑問に対して明確に自分でYESと言える人はそれで良いと思う
けどNOだと思った人は、
買い物へ行く時間(減る時間)
料理をしようと思うと食材を調達する時間が発生する
家からスーパーまでの往復の時間、スーパーで食材を選ぶ時間、レジで待つ時間….
そんな時間を使った挙句、食材が詰まった重い袋を抱えて帰るという締めのコンボ付き
料理をやめる決断をする事で労力も時間もかなり減らす事ができる
ただ、外食や買い食いばかりをしていたら生活費が高くつくから、最低限の食材調達の為にスーパーを活用する必要はあると考える
俺の場合はネットスーパーを活用して食材を調達している
ネットスーパーであれば、鯖缶、肉、野菜などをネットで注文して指定した時間に家で受け取るだけで済む
袋に詰める手間も、食材を選ぶ手間も省けるのでとてもオススメできる
料理を作る選択をしていないから、ネットスーパーで注文した食材を簡易的に味付けしたものを食べるだけで済む
味付け行為自体が料理じゃん!って言われたらそうなのかも知れないが、それでも手の込んだ料理を作るよりも時間短縮に繋がるので、俺はこのまま継続していく予定
料理を考える時間(減る時間)
毎日、毎日違う料理を作ろうとすると、かなり大変だ
ケンブリッジ大学の研究によると人間は1日に最大3万5000回の決断をしているようだ(そんなに判断しているとは思えないが。)
日常ではそれだけ無意識に決断をする事があり、決断事項を増やす事で脳の決断疲れを招く原因にもなり得る
食事なんて毎日行う訳だから、その詳細を毎日決めていたらそりゃ判断の質も落ちるし頭が疲れる原因にもなり得る
実際に結婚している夫婦においても喧嘩の原因になったりする事が多いだろう
嫁:「今日の晩御飯何が良い?」
夫:「ん〜何でも良いよ」
嫁:「なんでも良いって何よ!事前に言ってくれないと献立を決めるのも大変なの!!」
こんな会話は日常茶飯事で全国で毎日4,000万回くらいは耳にする会話だろうと思う
実際に夫も嫁も食事、料理の内容の意思決定に頭を使うから、考えたくないっていうのが本音だと思う
じゃあ、そんな事で夫婦喧嘩が起きて仲が悪くなるくらいなら、毎日の料理っていう選択を見直してみるのはどうだろうか
食事っていう重要なイベントに費やす判断の回数を減らす事で、自分の中でもっと重要な事を考える時間も増やすことができると感じている
食器などを片付ける時間(減る時間・減る物)
まず前提に、俺は皿を洗うという行為が一番嫌い
洗剤や水で手は荒れるしキッチンの掃除の手間も増えるし、マジで嫌い。食洗機を導入したいと本当に思っているくらい嫌いだし面倒だ
料理をしない事で、当然だけど食材の準備、皿を洗う・片付ける時間がなくなる
そりゃ当然だろ何言ってんだって話だけど、何よりも、料理をしない事で無駄な食器や調理器具を置いておく必要が無いことにも気づく
俺の場合、料理をしないという選択をしたお陰で、無駄な調味料、食器、調理器具は捨てたし、もう金輪際買うこともないと思う
具体的に捨てたものは下記になる
- 茶碗
- コップ(住んでいる人数分で十分)
- 炊飯器
- 無駄にでかい皿、小さすぎる小鉢など
- 半年に一回使うかどうかの調味料(特に中華系のニッチな調味料)
- カトラリー(スプーン、フォーク、ナイフなど)
- 箸(住んでいる人数分あれば十分)
- デカすぎる鍋、卵焼き用フライパン
- ミキサー
- たこ焼き器
上記がなくなる事でキッチン周りがとてもスッキリするし、皿洗い、片付けといった手間も省ける
本当に快適すぎて多分一人暮らしでいる内は上記の捨てたものはもう買わないと思う
今俺が使っている食器や調理器具は主に7つで、それを下記に記載する
- コップ×2個(1個は来客用)
- 箸1膳
- レンジでチンできるシリコン製調理器具
- 包丁
- タッパー
- +α(フライパン)
- +α(オタマ)
この7つだけしか本当に使っていない、というよりこれだけあれば一人暮らしにおいては十分すぎる
6,7のフライパンとオタマは趣味で料理をしたい時にごく稀に使うくらいで、実質毎日使うのは5個だけ
皿洗いをする手間も減ったし、片付けをする手間も消えた、しかも皿を割ってしまう事による怪我のリスクも消えた(これは無理矢理感があるが)
また、今俺が使っている調味料は主に4つで、それを下記に記載する
- オリーブオイル
- 岩塩
- ブラックペッパー
- +αその他(コンソメなど)
大体の食材は正直これだけで美味しく食べられる
現代は塩分量、砂糖を大量に使った調味料などが多すぎる
本来の食材の味わいをシンプルに楽しむっていう意味でも上記だけで事足りる
で、本当に美味しいものを食べたい時は、友人との外食や特別な日に味わって食べればいいと思う
料理をしないというだけでこれだけの物・時間を管理する手間が減らせる
余暇の時間(増える時間)
これまでをおさらいして、料理を辞める事でどのくらい時間を捻出できるか、毎日料理をする場合と、毎日料理をしない場合とで計算をしてみようと思う
一応都内に在住しているという前提で、ネットスーパーを使うor使わないケースも想定して計算してみよう
かなり無理矢理感あるけど、各自それぞれで計算してみてほしい
かなり無理矢理感は否めないが、実際に時間に換算すると差は歴然
特に、毎日料理をする場合(①直接スーパーへ買い物へ行くケース)と、毎日料理をしない場合(②ネットスーパーを使うケース)の差はなんと、1日にして45分〜1時間45分である
1日にこれだけの時間の差があると思うとどうだろう
これだけ時間を使って料理に手間暇かけるのは、本当に自分のやりたい事なのだろうか?
俺の場合は、毎日料理をしない場合(②ネットスーパーを使うケース)を取り入れた生活を送っている
実際に食事に関して、準備、片付け含めて1時間程度もあれば終了できている
その余った時間で勉強やコンテンツの消費の時間に当てる事だってできる
貴重な時間を意識的に産み出す行為は実際にやってみると大きな価値がある事に気づく
料理をやめる事で時間が増えると感じてくれたら、実際に実践してみてほしい
自分に合わなかったらやめれば良いし、試すことに価値があると考える
以上、料理を辞める事によって、時間に関して俺が感じたメリットをまとめる
(減る時間)
買い物へ行く時間
料理を考える時間
食器を片付ける時間
(増える時間)
余暇の時間
次に、金という観点で料理を辞めることで得られるメリットを紹介していく
金の節約
これまで健康、時間という観点で料理を辞める事で得られるメリットを紹介してきた
最後に金という観点で節約に繋がった点を紹介していく
まず、前提に料理を手間暇かけて行おうとすると少なからずお金がかかる
食器、調理器具、調味料、その他etc….
調理器具も安いものもあれば高いものもあるから一概には言えないけど、必ずお金はかかってくる
けど、実際に頻繁に使っている調理器具、調味料ってそんなにあるだろうか?
オシャレで良さげなスムージーを作りたくて買ったミキサー、皆んなでワイワイする為に買ったたこ焼き器、クオリティの高い卵焼きを作るために買った卵焼き専用フライパン、中華を極める為に揃えた調味料など(俺の実体験)
実際に月に一回使うかどうか分からないもので溢れているし、調味料なんて期限が切れて、いつ最後に使ったか分からない状態で冷蔵庫の奥底に眠っていたりしないだろうか?
ここで料理をしないという選択をすれば、もう無駄な調味料、無駄な器具を買う必要もなくなるしお金の節約に繋がる
たかが数千円と舐めてはいけない
その数千円で自分の興味ある本を買えたんだなって思うと非常に俺は悔しい
医療費
これは、料理をやめた上で必要な栄養を勉強、さらに生活習慣を改善した場合って話ではあるけど、食事について意識を向ける事で、将来の病気のリスクを低減できるだろうと考えている
病気になると必ず医療費がかかる
診察、検査、治療、薬剤費、さらに時間もかかるという厄介なものだ
健康をベースに考えて食事を管理した方が、時間も金も後々楽
前項でも述べたが、病気になってから治すよりも、病気になる前から生活習慣と予防を心がけることが何よりも重要なポイントだと考える
無駄な食器や調味料
上記でも紹介したけど、料理をすると無駄になる物が発生しがちだ
例えば下記になるだろう
- 食器(肉、魚用の食器、コップ、カトラリー類、小鉢、お椀など)
- 調理器具(低温調理器具、ミキサー、他珍しい調理器具など)
- ニッチな調味料
料理をしないという選択をするだけで、あまり使いもしないものに無駄にお金を使う事も無くなった
物自体を減らせた上に買わないという選択ができる事で、今後上記のものは買わないという決心にもなる(と思う)
以上、料理を辞めることによって俺が感じた金の節約という点をまとめる
医療費
無駄な食器や調味料代
以上、料理を辞める事で得られるメリットを、健康、時間、金という観点で紹介してきた
最後に一言と、まとめで締めくくる
ただ、趣味の料理はめちゃくちゃ好きだということ
これまで、料理をやめる事によって得られるメリットを紹介してきた
ここまで話を聞くと料理を完全にディスっているように聞こえるかも知れないが、俺は料理という行為は趣味の範囲でとても大好きだ
特に好きな料理はパスタ。オリーブオイル、塩、胡椒、ニンニク、鷹の爪といったシンプルな味付けがゆえに、奥が深い
あとは、和食
出汁をとる、食材を寝かせるなどの調理工程の手間暇の後、上手くできた時はとても幸せな気持ちになれる
もし失敗したとしても次に活かせるから結果オーライ
心の平穏、味、成長という3つを感じる事ができる料理は最高だと思う
・作る行為によって心が落ち着く
・味付けを自分好みにアレンジできる
・完全に同じ味を再現できない不確実性の楽しさ
・モテる
箇条書きすると、料理が好きな理由やメリットは上記に落ち着く、実際に料理を自分で作って食べる行為は尊い
外食をする事と同じくらいのテンションで楽しみに行う趣味だ
最後のモテるっていうのも男にとっては最大に重要だと思う
エヴァに登場するキャラクター、加持リョウジが言っていたが「台所に立つ男はモテるぞ」とも言っていたし、今もこの言葉を信じている
モテについては証明できないからなんとも言えん、信じることに価値がある(と言い聞かせる)
まとめ
- 健康を実感、意識を向けられるようになった
- 無駄な労力・時間を使わなくて済む
- 金の節約
【料理は思っているより時間も金も労力もかかる】
毎日行う食事にまつわることだからこそ、見直した方がいい時間の使い方だと考える
みんなにとって時間を見直すきっかけになってくれればと思う
それでは、皆んな今日も良い1日を
コメント